葬儀Q&A(5)

葬儀Q&A(5)

Q)最近よく耳にする“ジミ葬”とはどんなものですか?

A)簡素化された葬儀のことを「ジミ葬」と呼んでいます。「ジミ婚」という言葉に因んだ名称だとも言えます。葬儀の多様化はますます進み、豪華盛大におこなおうとする人々がいる反面、シンプルで簡素なものを希望する人々も確実に増えつつあります。もちろん、「故人が生前、簡素化した葬儀を希望していた」という場合もあるでしょう。また、「核家族化によって、会葬者の規模が小さい」「家計の事情で多額の葬儀費用を捻出できない」「葬儀を重要な儀礼とは考えていない」「高齢者で長年寝たきりになり、会社関係者や交友関係も少なく」「お通夜を省いて告別式だけにしたい」など、様々な要望や個人的事情が大きいと考えられます。 さらに今までかなり不明瞭だった葬儀価格にも、大きな批判が生じた結果として、葬儀社間に競争原理が働き、葬儀価格が引き下げられるようになったことも見逃せません。 競争激化により、低価格化とサービス向上が進み、従来型の葬儀業界の商売の方法が、まったく通用しなくなってきたわけです。こうして近親者だけで、お別れをする「ジミ葬」が、ひとつの大きな流れとして希望が多くなってきたわけです。葬儀内容から価格まで、すべてを業者に任せるのが一般的だったお葬式も、いまでは消費者が好みや予算に応じて決めることができる時代に突入してきました。ところで、簡素化された葬儀の呼び方として「密葬」というスタイルもありますが、厳密には、密葬は本葬に対する言葉として使われ、家族や近親者だけの密葬の後には、故人を偲ぶ集いや一般弔問客の告別式などが催されるのが普通とされています。ですので、密葬は大きな葬儀にも使う言葉でもあります。なお、他に極端に費用を抑えたい方には、火葬のみの直葬や、火葬式と呼ばれる方法もあります。

Q)どうして、葬儀を斎場でおこなうのでしょうか?

A)江戸時代以降、お寺での檀家制度が普及していったので、葬儀をおこなうことが広がっていきました。葬儀をすることになった場合、一般の人たちは、かならずしも大きな家に住んでいるわけではないので、自分が檀家になっているお寺の広間を借りて葬儀を行なっていました。近年では時代の流れとともに、お寺の広間を借りて葬儀を行なうことは少なくなってきました。ですが、田舎に行けば今でもお寺で葬儀を行う風習が残っているところもあるようです。また、自宅で葬儀を行なう人もいます。しかし、自宅で葬儀を行なうことは大変な労力が必要になりますし、広い部屋、広い家、広い庭がない家もありますし、ご近所の人たちの協力も必要となります。こうした事情もあり、最近では、葬儀を行なう場合、葬儀社の斎場を利用する人が、ほとんどという時代になってきました。大部分を占めています。斎場では、葬儀を行なうための祭壇から受付けまで、何でもそろっていますので、何の手間もかからないために、大半の方が利用しているのです。

 

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